ワインガイド
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品種を知る

メルロ

Merlot

メルロのブドウ
ブドウ中粒で、房はゆるめ
グラスの色深いルビー

プラムの果実味と、なめらかな口当たり。

香りプラム、ブラックチェリー、チョコレート
味わい渋みがなめらかで、まろやか
こんな時にハンバーグ、すき焼き、家でゆっくり

このワインの特徴

熟したプラムやブラックチェリーを思わせる果実味が、メルロの目印です。渋みがなめらかに感じられるものも多く、ハンバーグや甘辛い肉料理と合わせやすい赤。ボルドーではほかの品種とブレンドされることが多いので、品種名が書かれていないボトルもあります。果実味が好きか、渋みの強さがどうかを確かめながら選んでみてください。

01香りを知る

よく使われる香りの表現

「プラム、ブラックチェリー、チョコレート、ほのかなハーブ」

どの香りが見つかるか、グラスを近づけて確かめてみてください。

プラムメルロの中心になる、熟した果実の香り
ブラックチェリー濃い色の、甘い果実の香り
チョコレート樽熟成による、甘く香ばしい香り
いちじく・ジャム温暖な産地のものに感じる、熟した香り
ほのかなハーブ冷涼な産地のものに感じる、落ち着いた香り
コーヒー樽熟成したものに感じる、ロースト香

香りの見つけ方

  1. STEP 1まずは、回さずに嗅ぐグラスに鼻を近づけ、どんな香りがするか確かめます。
  2. STEP 2軽く回して、もう一度嗅ぐテーブルに置いたまま小さく回すと、香りの変化をつかみやすくなります。
  3. STEP 3少量を口に含んで確かめる口に含んだあと、鼻からゆっくり息を吐きます。果実や花など、感じた香りを言葉にしてみましょう。

02味わいを知る

酸、甘みや渋み、口当たり。三つに分けると、味わいをつかみやすくなります。

酸味酸味は穏やか

渋み渋みはやさしい

ボディほどよい厚み

見つけやすい香りの目安

黒い果実
ジャム・ドライ
樽・ロースト
赤い果実
花
土・紅茶
スパイス

03色を見る

白い背景で、色を確かめる白い紙やテーブルクロスの上でグラスを少し傾けます。中心と縁で、色の濃さを比べてみてください。

淡い赤
ルビー
深いルビーこのワイン
濃い紫
黒に近い赤

深いルビー。グラスの向こうが、かろうじて見えるくらいの濃さです。白い紙やテーブルクロスの上でグラスを傾けると、色の違いがよくわかります。

04産地で変わる味わい

産地を変えて飲むと、果実の香りや酸の違いが見えてきます。

冷涼な産地:酸がいきいき温暖な産地:果実味が豊か123

1

ボルドー右岸(フランス)プラムと土の香り。上品でなめらか
2

日本(長野など)果実味がやさしく、和食にも合わせやすい
3

チリ・カリフォルニアチョコレートのような甘い香り。ふくよかでわかりやすい

主な産地:ボルドー右岸(フランス)

05ラベルの読み方

ラベルは、手がかりから読む産地・収穫年・造り手の名前を探します。品種名が書かれていないワインもあるので、下の見本と照らし合わせてみましょう。

(生産者名)SAINT-ÉMILIONAppellation Saint-Émilion Contrôlée20204123

  1. 1産地名いちばん大きく書かれていることが多い
  2. 2格付け・表記その産地のルールで造られた証明
  3. 3ヴィンテージブドウを収穫した年
  4. 4生産者造り手の名前。Domaine、Château などで始まることも
ボルドー右岸の「Saint-Émilion(サンテミリオン)」「Pomerol(ポムロール)」は、メルロが主役。ボルドーはブレンドが基本なので、ラベルに品種名は書かれていません。

ラベルで探すときの目印

  • Saint-Émilionメルロ主体。上品でなめらか
  • Pomerolメルロ主体。豊かで濃厚
  • Bordeauxカベルネとのブレンドが多い
  • Merlot新世界・日本は品種名で書かれる

06予算別の選び方

¥

1,500〜2,500円チリの「Merlot」。果実味たっぷりで、家飲みにぴったり
¥¥

3,000〜5,000円サンテミリオン、日本のメルロ
¥¥¥

8,000円〜ポムロールや、サンテミリオンの格付けワイン

小売価格の目安です。生産者やヴィンテージ、購入先によって変わります。

07おいしく飲むコツ

温度で変わる、香りと口当たり冷やしすぎると香りを感じにくくなることがあります。下の温度を目安に、少しずつ変化を確かめてみてください。

温度

4℃8℃12℃16℃20℃冷蔵庫室温15〜18℃

グラス

小ぶりの白
大ぶりの白
ブルゴーニュ型
ボルドー型おすすめ
開けたあと栓をして2〜3日。2日目にまろやかになることも
デキャンタ基本は不要。若くて硬いものは30分ほど前に開けて

08料理との合わせ方

やさしい渋みと甘い果実味は、甘辛い味つけやデミグラスソースと好相性。和食の「甘辛」にもよく合います。

ハンバーグ デミグラスソースまろやかな果実味が、デミグラスの甘みとよく合います

すき焼き割下の甘みと、なめらかな渋みは好相性

ラザニアトマトとチーズのコクに、果実味が寄り添います
家で手軽に合わせるなら肉じゃが、照り焼きチキン、ミートソースパスタ
合わせるときに気をつけたいこと生の魚介。鉄っぽさや生臭さが出やすくなります。

09お店で頼むときのひと言

言い方に迷ったら、次のひと言を手がかりに。料理や予算も添えると、相談しやすくなります。

レストランで「メルロのような、なめらかで果実味のある赤をお願いします」
ワインバーで「渋みがやさしい、まろやかな赤をグラスでください」
ショップで「すき焼きに合わせたいので、メルロを探しています」
伝え方のコツは「香り」「味わい」「予算」の3つ。たとえば「プラムの香りで、渋みがなめらかで、まろやか、グラスで1,500円くらい」のように伝えると、選ぶための手がかりになります。

10次に試したい一本

このガイドで紹介する五つのワインを、味わいの傾向で比べています。

軽やか ← ボディ → ふくよかおだやか ← 渋み → しっかり12345

1ピノ・ノワール2ネッビオーロ3メルロ4シラー5カベルネ・ソーヴィニヨン

似ている品種グルナッシュ南ローヌやスペインの赤。いちごジャムのような熟した果実味で、渋みはやさしい。メルロのまろやかさが好きな人に

知っておきたい言葉

右岸
ボルドーの川の東側。メルロが主役の地域
まろやか
酸や渋みの角がとれた、やわらかい印象
ブレンド
複数の品種を混ぜて造ること。ボルドーの基本
NA TEAM WINE CLUB

メルロを、グラスで確かめてみませんか

ガイドで読んだ香りや味わいは、実際に飲み比べるといちばんよくわかります。Na Teamでは恵比寿で、品種を飲み比べる会や、料理とワインを合わせるペアリングディナーを開いています。
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監修:恵比寿 Na Team Lab オーナーシェフ 川原壯太
主催:株式会社Na Team
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