ケータリングの料理を決めたあと、多くの幹事が止まるのが飲み物です。料理は人数と予算で決まりますが、飲み物には「自分たちで買ってくる」という選択肢があります。買ったほうが安いのは分かる。けれども、何をどれだけ買えばいいのか、グラスはどうするのか、冷やす場所はあるのか。考えることが一気に増えます。
ケータリングのドリンクは、頼む・持ち込む・組み合わせるの三つしかありません。 そして量は、本数から考えるよりも、グラスの数から逆算するほうが決めやすくなります。
この記事では、三つの手配方法の違い、飲み放題プランの一般的な相場、持ち込むときに先に確かめておくこと、そして量とグラスの目安を整理します。
結論:ケータリングのドリンクは、手配を頼む・持ち込む・組み合わせるの三つから選びます。 手間を減らしたいなら飲み放題プラン、こだわりの一本があるなら持ち込み、費用を抑えたいなら乾杯の一杯だけ頼んで残りを持ち込む形が向きます。 量は、グラスの数と一人あたりの杯数から逆算すると決めやすくなります。食事が主役の会なら10名で5本前後、ワインが主役の会なら一人あたり0.7本、10名で7本を目安に調整します。 持ち込む場合は、グラスの脚数と冷やす場所、そして持ち込み料の有無を先に確かめてください。
あわせて、立食パーティーの料理と会の進行を考えるもご覧ください。
飲み物の手配には、三つの道があります
まず全体像です。
| 手配を頼む | 持ち込む | 組み合わせる | |
|---|---|---|---|
| 費用 | 人数×単価で読める | 買った分だけで済む | 乾杯の分だけ上乗せ |
| 手間 | ほとんどかからない | 買い出し・運搬・冷却が生じる | 買い出しは少量で済む |
| 自由度 | 用意された品目の中から | 好きな銘柄を選べる | 主役の一本だけ選べる |
| 向いている会 | 人数が多い会、社内の懇親会 | ワインを主題にした会 | 費用を抑えつつ乾杯を整えたい会 |
三つのどれが良いという話ではありません。何に手間をかけたいかの選択です。
人数の多い会では、手配を頼むほうが落ち着きます。30名の会で一人ひとりの好みに合わせて買い揃えるのは現実的ではありませんし、当日の補充まで考えると、人を立てたほうが早く済みます。
一方、「この一本を皆で開けたい」という目的がある会では、持ち込みが向きます。記念の年のワイン、旅先で買ってきた一本、長く置いていたボトル。こうした会では、飲み物が会の主題そのものになります。
組み合わせは、その中間です。乾杯の泡だけ手配してもらい、あとは自分たちで持ち込む。費用を抑えながら、会の立ち上がりだけ整えられます。
飲み放題プランの中身と、一般的な相場

手配を頼む場合、多くのケータリング会社は飲み放題のプランを用意しています。一般的な目安として、各社が公開している価格を見ると次のあたりに分布しています。
- アルコールを含むプラン:お一人 1,500円から2,500円程度
- ソフトドリンクだけのプラン:お一人 800円から1,000円程度
ただし、この数字をそのまま比べると判断を誤ります。確かめたいのは3点です。
ひとつめは時間です。プランの時間は会社ごとに違います。同じ金額でも、含まれる時間が違えば比べられません。
ふたつめは品目数です。20種類前後のプランと50種類以上のプランでは、同じ「飲み放題」でも中身が違います。
みっつめは別建ての費用です。グラスの用意を別料金としている会社がありますし、バーテンダーやサービススタッフの派遣料を別に立てている会社もあります。プランの単価だけを並べると、ここが見えません。
見積もりを取るときは、時間・品目数・グラスとスタッフの扱いをそろえて尋ねてください。そこを揃えてから、金額を比べます。
なお Na Team Lab には飲み放題という形のプランはありません。アルコールは私たちの側で手配することもできますし、お客様にご用意いただく形でも差し支えありません。ビュッフェ形式でお出ししている表示価格は料理の価格ですので、ドリンクの手配については別途ご相談のうえ決めています。
持ち込むときに、先に確かめておくこと
持ち込みを選ぶ場合、当日に慌てないために、先に確かめておきたいことが4つあります。
持ち込み料の有無
まず、持ち込みそのものを受けてもらえるかどうか。そして、本数に上限があるかどうかです。会場や店によって扱いは大きく違います。Na Team Lab の場合、恵比寿の店ではワインの持ち込み料が無料で、本数の上限もありません。港区や丸の内などの会場を手配してお受けする場合も、会場が変わっても持ち込み条件は変わりません。
グラスの脚数
次がグラスです。ここは見落とされやすい一点です。詳しくは次の章でお伝えしますが、人数分の脚数が確保できるかを早い段階で確かめてください。出張料理でお伺いする場合、私たちは器やカトラリーとともにワイングラスも人数分持参します。
冷やす場所
白ワインや泡は、冷えていなければ意図した味になりません。会場の冷蔵庫の容量が足りるかどうかを見ておいてください。
オフィスでお受けする場合、私たちが最初に確認するのもここです。オフィスの冷蔵庫は小さいことが多く、人数規模に対して容量が足りないと判断した場合には、移動式の冷蔵庫を持ち込みます。 同じく水場も限られていることが多いため、洗い物を現地で完結させない設計に組み替えます。
運び方と、季節
最後に運搬です。ボトルを持ち込む場合、事前配送がいちばん確実です。当日に運ぶ場合は、入店のタイミングでまとめてお渡しいただく形になります。
ひとつお願いしたいのは、夏場の持ち運びです。真夏は、1日2日でも直射日光や高温にさらすと中身が変わります。古いボトルについては、提供の1週間ほど前から店のセラーで動かさずに保管することもできますので、ご相談ください。
量の目安は、グラスの数から逆算する
ここが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。
飲み物の量を決めるとき、多くの方は本数から考えます。けれども実務では、グラスの脚数のほうが先に決まります。
グラスは一人1脚が最低ライン
グラスは、一人1脚が最低ラインです。 そして、ワインに合わせて型を替える場合は、注ぐ杯数の分だけ脚数が必要になります。1人6杯お出しするなら、6脚です。
理由は、グラスを替えると同じワインの味が変わるからです。ボウルの大きさは香りの広がり方を決め、飲み口のすぼまり方はワインが舌のどこに落ちるかを決めます。落ちる位置が変われば、先に立つ味が変わります。だから、前半の繊細な皿と後半の肉料理で、同じグラスを使い続けることはしません。
恵比寿の店にはワイングラスが約100脚あり、1名あたり6脚から8脚までお出しできます。フルペアリングにも対応しています。
食事が主役なら半本、ワインが主役なら0.7本
本数の目安をお伝えします。食事が主役の会なら、10名でワイン5本前後を出発点にします。一方、ワインを主役にした会はお一人あたり0.7本、10名なら7本を基準にします。
人数が増えれば、それぞれの会の性質に合う基準から計算します。ただし、飲まない方の人数や会の長さによって調整が必要です。立食形式のワイン会では、参加人数によって10本から15本をご用意することもあります。
グラスの数が決まると、残りが決まる
脚数と本数が決まると、冷やす場所の容量も、当日の段取りも見えてきます。逆に、本数から考え始めると、グラスが足りないことに当日気づく、という順番になりがちです。
ですので、飲み物の相談はグラスから始めてください。 「何人で、何杯ずつ出したいか」。これが決まれば、あとは数字がついてきます。
ワインを主役にする会のつくり方
飲み物を「用意するもの」から「会の主題」に引き上げたい場合の話をします。
Na Team Lab には、事前にワインリストを共有いただければ、その日のワインに合わせてコースを設計するという受け方があります。通常は料理が先にあり、それに合うワインを選びます。この形はその逆です。ワインが先にあり、料理をそこへ寄せていきます。
以前、夏の暑い日に、当日ふらりと持ち込まれたソーヴィニヨン・ブランに合わせて、グレープフルーツとハーブをふんだんに使ったサラダをお出ししたことがあります。ワインの青さと柑橘の香りを同じ方向に重ねる組み方です。これは9つの原則のうち「同調」にあたります。
当日にリストが分かる場合でも、調味料やソースで料理の味わいを寄せることができます。事前に分かっていれば、構成そのものから組み立てられます。
着席のコースにワインペアリングを付ける場合は、お一人22,000円。税・サービス料・出張費がすべて含まれます。持ち込みでワインをご用意される場合は、料理のみのコース(お一人15,000円から)に、持ち込み料のかからないワインを合わせる形になります。
どちらが良いということではありません。 開けたい一本があるかどうかで決めていただくのが、いちばん落ち着く選び方です。
まとめ
ケータリングのドリンクについて、要点を整理します。
- 手配方法は三つです。 頼む、持ち込む、組み合わせる。何に手間をかけたいかで決まります
- 飲み放題プランの一般的な目安は、アルコール込みでお一人1,500円から2,500円程度、ソフトドリンクのみで800円から1,000円程度。 比べるときは時間・品目数・グラスとスタッフの扱いを揃えてください
- 持ち込む場合に先に確かめるのは、持ち込み料と本数の上限、グラスの脚数、冷やす場所、運び方の4点です
- 量はグラスの数から逆算します。 グラスは一人1脚が最低ライン、型を替えるなら注ぐ杯数の分だけ脚数が要ります
- 食事が主役なら10名で5本前後、ワインが主役なら一人あたり0.7本で10名なら7本を出発点にします。飲まない方の人数や会の長さに合わせて調整してください
- Na Team Lab では、会場が変わっても持ち込み料は無料で、本数の上限もありません。 ワイングラスも人数分持参します
開けたい一本があるなら、ボトルの名前と人数だけお聞かせください。そのワインに寄せて、その日のコースを組み立てます。
Na Team Lab の出張料理・ケータリングの詳細や、ご相談は公式LINEにてご案内しています。
よくある質問
お酒を飲まない方への用意は、どう考えればよいですか?
ソフトドリンクだけの飲み放題プランは、一般に800円から1,000円程度で用意されています。Na Team Lab ではドリンクの手配も別途ご相談で承っており、お客様側でご用意いただく形でも差し支えありません。苦手なものと合わせてお知らせください。
グラスは使い捨てでもよいのでしょうか?
出張料理では、器やカトラリーとともにワイングラスも人数分持参しています。グラスは一人1脚が最低ラインで、ペアリングで型を替える場合は、注ぐ杯数の分だけ脚数が要ります。グラスが変わると、同じワインでも味が変わるためです。
余ったお酒は持ち帰れますか?
お持ち帰りをご希望の場合は承っています。持ち込まれたボトルが残った場合も同様です。抜栓後の保存は日数ではなく残量で決まりますので、量が減っているものは早めに飲みきるか、料理に回していただくのが落ち着きます。
ご依頼の前に、料理を確かめる体験ランチ。
法人ケータリングをご検討中の方へ、恵比寿の店舗で料理をご体験いただけます。担当者様・役員の方々もご一緒に。1〜8名様 / お一人様15,000円(税込)・ドリンク込み / 約2時間・完全予約制。完全予約制・開始時間はご都合に合わせて調整。
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ご依頼前に、担当者様・役員の方を交えて。
1〜8名様・お一人様15,000円(税込)・ドリンク込み体験ランチの詳細を見る

