料理をきちんと習ってみたい。そう思って「料理教室 恵比寿」と検索すると、いくつもの教室が並びます。駅からの距離、価格、写真の雰囲気。並んでいる情報は、どれも似ています。

恵比寿で探している方の多くは、通いやすさから入っていると思います。それは正しい入り口です。通えなければ、どんなに良い教室でも続きません。

ただ、通いやすさだけでは決まらない、というのも実際のところではないでしょうか。駅から近い教室が三つあったとき、その先を分けるものが何なのか。そこが見えないまま、タブを開いたままにしている。そういう状態で、この記事にたどり着いた方が多いのではないかと想像しています。

先にお伝えすると、分かれ目は講師の本業にあります。その理由と、恵比寿という街で教室を選ぶときに見ておくとよいことを、この記事で整理しました。

SUMMARY

結論:恵比寿で料理教室を選ぶなら、講師の本業が何かを先に見ると外しません。 同じ「料理教室」という言葉でも、家庭料理を得意とする方が教える教室と、現役の料理人が教える教室では、学べるものの性格が変わります。 家庭料理を身につけたいのなら、前者で十分です。味が決まる理由まで知りたいのなら、後者が近道になります。 Na Team Lab の料理教室は、恵比寿一丁目にある八席のレストランを、そのまま教室として使っています。 恵比寿駅から徒歩8分。8名限定、1回6,000円、入会金なしの1回完結です。

関連する料理の考え方は、時間ではなく中心温度で考える火入れ塩と旨味で素材の輪郭を立てる方法でも紹介しています。

恵比寿で料理教室を選ぶなら、講師の本業を先に見る

料理教室という言葉は、ずいぶん幅の広い言葉です。同じ看板を掲げていても、中で起きていることはかなり違います。

いちばん大きな変数は、教えている方の本業が何かです。

料理を得意とする方が、自分の台所で教えている教室があります。家庭の道具と家庭の火加減で、家庭料理を教える場です。習ったその日から再現しやすく、距離も近い。家庭料理を身につけたいのであれば、こうした教室が向いています。これは私自身の見方でもあります。

一方で、いまも店に立っている料理人が教えている教室があります。こちらで学べるのは、料理そのものというより、なぜその味になるのかという判断の部分です。塩をどの段階で入れるのか、火をどこで止めるのか。レシピに書ききれない領域に踏み込みたいのであれば、こちらに分があります。

どちらが優れているという話ではありません。買っているものが違う、というだけです。

そして、この違いは教室の名前からは読み取れません。価格からも、駅からの距離からも読み取れません。サイトのどこかに書かれている、講師の経歴を見るしかない。恵比寿で候補を三つに絞ったら、次にそこを開いてみてください。

恵比寿で料理教室を探すということ

Na Team Labのコース料理
営業しているレストランで提供する一皿を、学びの題材にしています。

恵比寿は、飲食店の多い街です。仕事帰りにも週末にも人が動いていて、駅を中心に生活圏が重なっています。都内で料理教室を探すとき、この街が候補に上がりやすいのは、そういう地理の性格によるところが大きいのだろうと思います。

Na Team Lab は、恵比寿一丁目にあります。恵比寿駅から徒歩約8分広尾駅からも徒歩約10分ほどで、二つの駅が使えます。歩いて来られる方が多く、タクシーでお越しになる方もいらっしゃいます。

教室は土日の昼12時からの開催です。平日の夜に通う形ではないので、仕事の予定に左右されにくいという声をいただきます。恵比寿で用事を済ませたあとに寄る、という使い方をされる方もいました。

もう一つ、恵比寿で探している方に知っておいていただきたいことがあります。東京の料理教室には、月謝制やコース契約が前提のものと、1回ごとに申し込める単発のものがあります。前者は体系立てて学べる反面、入会金と有効期限が受講料の外側で動きます。後者は縛りがないぶん、通う設計を自分で組み立てることになるでしょう。

家庭料理を習うのか、料理人に習うのか

ここを、もう少し丁寧に書きます。この記事でいちばんお伝えしたいところです。

料理教室に通う理由は、大きく二つに分かれます。作れる料理を増やしたいのか、味が決まる理由を知りたいのか。

前者であれば、家庭的な教室がよく合います。家庭のキッチンで、家庭の道具を使って教わるので、帰ってすぐ同じものが作れます。少人数で、先生との距離も近い。質問もしやすい。この良さは、店舗型の教室では出しにくいものです

後者になると、話が変わります。

たとえばトマトソースを煮ているとき、塩を入れる前と、入れた瞬間と、仕上がったあとでは、味がまったく別のものになります。塩を入れた瞬間に旨味がぐっと前に出て、味がひとつにまとまる。料理がいちばん大きく変わるのは、じつはこの一点です。

けれど、この変わり目は、レシピには書けません。「塩ひとつまみ」としか書きようがないからです。鍋の大きさも、トマトの水分量も、家ごとに違います。だから、書かれた分量どおりに作っても同じ味にならない。

この判断を毎日繰り返しているのが、店に立っている料理人です。

料理教室の講師が、本業の料理人なのか、料理を得意とする方なのか。ここが分かれると、渡されるものが変わってきます。前者からは判断の基準が、後者からは家庭で回る手順が渡される。どちらも価値がありますが、同じものではありません

なお、講師の本業がどちらであるかは、教室ごとに違います。個人が開いている教室にも、飲食店で働いていた方が始めた教室がありました。逆に、店舗で開かれていても講師は別の方、という場合もあるでしょう。場所からは決まりません。だから、経歴を見てください、という話になります。

営業している厨房が、そのまま教室になる

ここからは、私たちの教室の話です。

Na Team Lab の料理教室は、恵比寿の八席のレストランを、そのまま教室として使っています。専用の教室を別に借りているわけではありません。営業に使っている客席に、そのまま座っていただく形です。

私自身は、いまも週4ほどレストランの営業に入っています。料理教室も、営業と同じ厨房で行っています。夜の予約が入りやすいぶん、空いている昼に教室を開いている。土日にしているのは、そのほうが来やすいというお客様の声があったからです。

ここまで書くと、業務用の設備で本格的な料理を見せる場だと思われるかもしれません。実際は、その逆です。

私たちの店はIHで調理しています。ですから、料理教室もIHで行います。家庭にあるものと同じ火器です。使う食材も、仕入れから下処理、調理の工程まで、すべて近所のスーパーで手に入るもので組み立てています。

理由は単純で、店の火力で作って見せても、ご自宅で再現できないからです。教室で見たものが家で作れないのなら、その2時間は何だったのかということになります。営業といちばん違うのは、設備ではなく、食材と工程を家庭の条件に寄せていることです。

そのうえで、厨房そのものは飲食店として日常的に管理されています。私たちは飲食店営業許可を取得しており、私もスタッフも食品衛生責任者の資格を持っています。毎日営業している場所なので、そのための手順が生活の中に組み込まれている、というほうが実感に近いかもしれません。

食べる時間が、いちばん長い

私たちの教室は、デモンストレーション型です。私が3品を実演し、参加される方は見て、味わっていただきます。包丁は握りません

ワインは、飲める方には2〜3杯ほどお出ししています。なくなったら注ぎ足していく形です。昼の開催なので、ノンアルコールドリンクも用意しています。飲まない方も同じ料金で、そこで差はつきません。

そして、この形式のいちばん大きな効果は、食べる時間が長くなることだと思っています。

実習型の教室では、味見が「正解を確認する作業」になりがちです。手を動かしながらだと、どうしてもそうなります。手が空いていると、味わうことそのものに集中できる。先ほどのトマトソースの話でいえば、塩の前と後を、順番に、落ち着いて口に運べます。

もう一つ、お伝えしておきたいことがあります。教室でお出しする料理は、普段の店と同じ考え方で組み立てているという点です。レストランで通常お出ししているコースの考え方を、教室という形式で受け取っていただける。手軽に来ていただくための形が、いまのこの人数と価格です。

料理教室に「食べる体験」を求めて来られる方は、思っているより多い、というのが私の実感です。

はじめて恵比寿の教室に来る方へ

実際のところを、まとめて書いておきます。

  • 料金:1回6,000円(税込)。材料費とドリンク代を含みます
  • 入会金:ありません。1回完結で、回数の縛りもありません
  • 定員:8名
  • 時間:土日の昼12時から、2時間
  • 内容:月替わりで、私が3品を実演します

服装は自由です。持ち物もありません。エプロンも要りません。包丁を握らないので、料理の経験は問わない会です。ランチを食べに来るような感覚で、お越しいただいて構いません。

参加される方は、20代から40代が中心です。お一人でお越しになる方が多い会です。一つのテーブルを八席で囲む形にしていて、カウンターに横並びではありません。最初に自己紹介をしていただき、一品目を召し上がっている時間に、私のほうから話題を振るようにしています。

簡易的なレシピはお渡ししています。ただ、レシピが主役ではありません。お伝えしたいのは、なぜ美味しくなるのかという部分です。

キャンセルの規定は明文化しています。開催日の7日前から料金の50%、3日前から100%を頂戴します。先に分かっているほうが、予定を組みやすいと思うからです。

恵比寿の八席から

私は独学の料理人です。誰かの厨房で覚えた手順というものがありません。

そのぶん、「なぜ美味しくなったのか」を毎回自分の舌で確かめて、言葉にしてくるしかありませんでした。甘味、塩味、酸味、苦味、旨味。いま何が足りないのか、何を足せば変わるのか。それを毎日、鍋の前で確かめてきました。

料理教室でお伝えしているのは、その手つきそのものです。レシピを配って終わりにしないのは、私自身がレシピから始めていないからだと思います。

恵比寿の八席は、もともと一日ひと組のレストランとして作った場所です。そこに昼の光が入る時間、同じテーブルを囲んで、味が決まる瞬間をご一緒できたら。そう思いながら、月替わりの会を続けています。

まとめ

恵比寿で料理教室を探すとき、通いやすさは大切な条件です。そのうえで、もう一つ見ておくとよいことがあります。

  • 分かれ目は講師の本業。家庭料理を得意とする方か、いまも店に立つ料理人か。教室の名前や場所からは分かりません
  • 家庭料理を身につけたいなら、家庭的な教室で十分です。習ったその日から再現しやすいという良さがあります
  • 味が決まる理由まで知りたいなら、現役の料理人が教える教室が近道になります
  • Na Team Lab は恵比寿一丁目。恵比寿駅から徒歩約8分、広尾駅から徒歩約10分。土日の昼12時から2時間です
  • 8名限定、1回6,000円(税込・材料費とドリンク込み)、入会金なしの1回完結。服装も持ち物も自由です

作れる料理を増やしたいのなら、その目的に合った教室を選ぶのがいちばんです。ただ、レシピどおりに作っても味が決まらない、と感じ始めているのなら。恵比寿の八席で、その理由を確かめに来ていただけたらと思います。

よくある質問

恵比寿の料理教室は、駅から歩いてどのくらいですか?

Na Team Lab は恵比寿一丁目にあり、恵比寿駅から徒歩約8分です。広尾駅からも徒歩約10分ほどで、二つの駅が使えます。土日の昼12時からの開催ですので、週末の予定に組み込みやすい時間帯かと思います。

料理初心者でも、恵比寿の料理教室に参加できますか?

Na Team Lab の教室はシェフが実演し、参加される方は見て味わう形です。包丁を握らないため、調理の経験は問いません。服装も自由で、持ち物もありません。20代から40代の方が中心で、お一人でお越しになる方が多い会です。

1回だけ参加することもできますか?

できます。入会金はなく、1回完結です。回数の縛りやコース契約もありません。料金は1回6,000円(税込)で、材料費とドリンク代を含みます。追加で発生する費用はございません。

Na Team Lab オーナーシェフ 川原壯太
ABOUT NA TEAM LAB Na Team Lab|株式会社Na Team

東京・恵比寿を拠点に、出張料理・店舗貸切・料理教室・ワイン会を展開。料理、ワイン、空間、その日の時間までを設計し、食を通して心に残る体験をつくっています。

執筆:(オーナーシェフ)。年間200件を超える出張料理・会食の経験をもとに、現場の視点をお伝えします。

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味が変わる瞬間を、恵比寿の八席で。

現役シェフの実演を見て、完成した料理を味わい、判断の理由まで質問できる少人数の料理教室です。

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